2022/10/31

10月の雑感&メモ②


6日(木)

最近、何かと話題の「ひろゆき」氏が、沖縄・辺野古の基地建設に反対する人たちの座り込み抗議運動を揶揄するかのような言動をしたことで物議を醸している。(「ひろゆき」…本名・西村ひろゆき。ネトウヨ・レイシストの増殖に“大きく貢献した”あの「2ちゃんねる」の創設者。英語圏を対象とした「4ちゃんねる」も運営しているそうで…)

で、問題となったツイート(「新基地断念まで座り込み抗議」「不屈3011日」と書かれた立て看板の前で「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」と満面の笑みを浮かべてピースサイン)及び、炎上後の基地反対派の人たちとのやり取りをネットで見たが、辞書の「座り込み」の意味を持ちだして反論するなど言う事やる事、あまりに子どもじみていて…一体この人、TVクルーまで連れて沖縄に何を撮りに行ったのだろう?と、只々呆れるばかり。

(「座り込み」の実態が知りたければ、反対派の人たちに取材して聞けばいいし、疑問があれば直接ぶつければいいだけのこと。それもせずに「看板の表記がおかしい」と、いきなりの冷笑ツイート。結局、辺野古へ行った目的は、社会運動に無理解・無関心な圧倒的多数をバックに、基地建設反対の声を上げる少数の人たちを茶化し、寄ってたかってコケにすることだったなんて、とても45歳の大人がやることではない)

エッセイストの能町みね子さん曰く〈西村ひろゆきは議論に長けた人ではなく、自分の知らないことに対してもすごい勢いで詭弁を生産できるという技術のある人〉だそうだが、「なるほどね」と思う。そのような人間が「論破王」とか「頭がいい」とか、過剰に持ち上げられる社会が、まともであるはずもない。

8日(土)

ここ数年のパターン通り、お彼岸の期間を避けて少し遅めの墓参り。帰りがけ「福生」に寄り「シュトゥーベン・オータマ」で、地ビールを飲みつつランチ。(毎度思うが、ここのビールとソーセージ&ハムは絶品)

11日(火)

《紙の健康保険証24年秋に原則廃止、マイナンバーカード事実上義務化へ あさって政府発表》

国葬に続いてこれですか…ホント決めなくていい事だけ独断専行して、いま必要なことは一切しない「岸バカ田内閣」。

大体、閣議決定だけで国民に義務を課すなんてことができるわけ?憲法に反する行為じゃないの?…とムカつきながら思っていたら、《憲法41条は国会を「唯一の立法機関」と定めており、ここにいう「立法」は、どんなに狭く解釈しても「国民の権利義務を定める規範」ですから、閣議決定で国民に義務を課すことはできません。今回の措置は明白な憲法違反ということになります》というアンサーを見つけた(by弁護士・神原元氏)

ところで、マイナンバーカードを導入した時は、持たなくても不利益はないという話だったのに、今や持たない人をどう追い詰めるか、みたいな話にまでなっている。おかしくない?何なの政府(自民党)のマイナンバーカードへの異常な執着ぶりは? 

国民総背番号制を実施したいという思惑は分かるとして、天下り先の確保とか関連事業を受注した企業からの多額献金とか、相当においしい「何か」があるんだろうか……実に気に入らないし、やはり「統一自民党(統一教会+自民)」は気持ち悪い。ということに尽きる。

17日(月)

「ひろゆき」またも問題発言。

《少子化が続き、高齢者割合が増えてます。勤労世代の負担増を止めないと社会は持続出来ません。「寝たきり老人の胃ろうに保険適用しません。飯が食えない老人は自費で生き残るか諦めてください」と言える政治家が必要になります。嫌われる役割を未来のために誰が背負うのか?》

“弱者には金をかけるな、助けるな”なんて、明らかなヘイト発言に「いいね」が何万も…なんという世界!

18日(火)

午前中は練馬で仕事。終了後、重いリュックに作業着のまま、ポレポレ東中野へ。「布川事件」で冤罪逮捕され29年間を獄中で過ごした桜井昌司さんを追ったドキュメンタリー映画『オレの記念日』(監督:金聖雄/2021年)を鑑賞。(上映後、芸人・松元ヒロ&監督・金聖雄のトークイベントあり)

観ている間は、獄中29年の苦労を感じさせない桜井さんの笑顔と元気な声に驚かされたり、和まされたり、獄中詩の巧みさ&歌の上手さに胸を打たれたり(もちろん「非を認めない」「決して謝罪をしない」権力の冷酷さ・横暴さに憤ったりもしたが)……で、観終わった後は、思いきり背筋を伸ばして空を見上げたくなるような、不思議な爽快感に包まれる今年一番のドキュメンタリーだった。(「国家権力の横暴さを無化せしめる魔法を見せてくれる映画である」とは、映画監督・原一男さんの言葉)







2022/10/20

10月の雑感&メモ①


2日(日)

歌手の長渕剛が9月に北海道で行ったライブで「この北海道という街はその昔、開拓民たちが一生懸命開拓した街だ。お願いだからこの自然に満ち満ちたこの土地を、外国人に売らないでほしい」と訴え、ネット上で話題になっている。(自民党の片山さつきも早速「素晴らしいと思います」と長渕を持ち上げながら「敵は狡猾ですが、国民の共感があれば戦えます」と、反中国を煽るかのような便乗ツイート

というわけで、「なんでまた、あの長渕が?しかも土地取引とあまり関係ないファン(庶民)の前で?」と、少し首を傾げながらそのライブ映像(短縮版)を覗いてみたのだが、いきなりドン引き。彼の熱い叫びに合わせて一斉に日の丸の小旗が振られる様は、まるで「愛国者集会」。感極まって泣いている若者もいる。(「外国人が日本の土地を買うとその国の領土になる」と本気で思っている人が結構いるのかも?)

“おー順子~君の名を呼べば僕はかなしいよ~♪”なんてヤワな歌を歌っていた人間が(当時、そのヤワな歌も長渕も決して嫌いじゃなかったが…)、いつの間にか筋骨隆々、いかつい容貌の「国士」になっていたという事に長い月日の流れを感じつつ、その気色悪い光景に少し茶々を入れたくなった。

「ところで、その外国人には売ってはいけない自然に満ち満ちた土地が、どうして日本人(=和人)のものになったのかについては考えないの?」

で、この件、特に気になるのは、北海道の土地を買っているのが主に中国人投資家だから、普通の商取引を侵略であるかのように警戒、敵視しているのではないだろうか?という点。ここ数年SNS等を通じて愛国主義者=差別主義者という図を散々見せられてきた一人としては、今回の長渕剛や世良公則が発する薄っぺらな「愛国心」が民族差別や偏見を煽る新たな火種にならなければいいな、と願うのみ。

(そもそも「外国人は日本の不動産を買うな」なんて、バブル期にロックフェラーセンター―やコロンビア映画、MLBの球団(マリナーズ)等の“アメリカの魂”を買い漁った 我が国の行いを振り返れば、一体、どの口が?という話。とどのつまり、その当時の国力を日本が失い、今や安く買い叩かれる側に回ったというだけのこと。土地どころか国中全てのモノを叩き売り状態にした安倍政権とその後継者たちを批判せず、海外勢力の経済活動に八つ当たりしても仕方ないと思うけどね)

3日(月)

朝、出がけに向かいの家のTさんとばったり。こんな会話を交わした。

「お出かけ?」「ええ、仕事です」「どの辺まで行ってるの?」「今日は駅向こうの1台を済ませてから東長崎ですけど……体もきつくなってきたんで、そろそろリタイアかな?と」「えっ、まだ60…?」「イヤイヤ、もう70ですよ」「そうなの!?お孫さんは?」「まだですね…まあ特に望んでいるわけでもないですけど」「そう、いいね。おじいちゃん、おばあちゃんにならなくてすむんだ」「そうです…かね?(笑)」(ちなみにTさんは80半ば。人当たりのいいユーモラスな人だが、時折「もう、生きているのに飽きちゃった」とか「長く生きすぎたよ」とか、返す言葉に困るようなことを自嘲気味かつ寂し気に口走る。老いて男一人。やはりキツイよなあ…と思う)

午後2時、仕事を終え帰宅。ツレは阿佐ヶ谷のヨガ教室へ。録画していた映画『ヒトラー最後の12日』を見てから晩飯の用意。「肉豆腐」を作る。

4日(火)

朝、テレビをつけていたら、いきなり「Jアラート」。毎度おなじみ〈アメリカさん振り向いて!〉の「北朝鮮」なのに、「ミサイル発射、ミサイル発射」「地下に避難してください」が何度も繰り返され、まるで戦時下。あまりのしつこさ、バカバカしさに即テレビを消したが、あとで知ったところでは全テレビ局がJアラートを40分も続けたとのこと。で、ミサイルは当たり前のように日本上空を通過し太平洋へ落ちたそうだが(「日本上空を通過」といってもほぼ宇宙空間!)……これで「地下に避難しろ」って、我が政府は一体どこまでバカなのか?(要するに戦争危機を煽っての軍事予算拡大策。そんな低劣な政府に乗せられて半数以上の国民が「防衛費増額」に賛成しているとか……もう、どっと溜息)

※養老孟司氏推薦『SDGsの大嘘』(池田清彦/宝島社新書)読了。(「地獄への道は善意で敷き詰められている」とはヨーロッパの諺。《SDGsはこの典型例になっているように思う》という序文から始まる一気読み必至の優れ本。帯にはこんな言葉が…〈SDGsはグローバル資本主義を続けたい欧州の免罪符〉〈実はエコではない「太陽光発電」と「風力発電」〉等々)

5日(水)

我が友、デザイナーのウエちゃんから嬉しいプレゼント(Tシャツとタオル)が届いた。「線が固くてジャンクっぽいのですがデモ用に(笑)」とのメッセージあり。感謝!

 


 

2022/09/28

9.27「国会前」


永田町に着いたのが13時40分。友人のO夫妻と落ちあい「国会前」へ。

既にメインステージの正門前は凄い人だかりで近づくのが難しく、私たち4人は道路を挟んで反対側の歩道に陣取った。(もちろんそこもかなりの人だかり)

午後2時に抗議集会スタート。初めに主催者の方から「今日の参加者15000人!」と発表があり、大歓声&大拍手……一呼吸置き、「今日は午後休をとってかけつけた」という女性の声に合わせて「弔意の強制許さない」「安倍政治を美化するな」「政治とカルトの癒着を正せ」など、シュプレヒコールが鳴り響いた。

その後、国会議員(社民党・福島瑞穂、立憲民主党・近藤昭一、共産党・志位和夫、れいわ新選組・櫛淵万里)や前法政大学学長・田中優子さん、高千穂大学・五野井郁夫教授、ミャンマー国軍の国葬参加に反対する在日ビルマ市民労働組合会長ミン・スイさん等がマイクを握り、その連帯と抗議の声に呼応し会場は一段とヒートアップ。私たちも「そうだ、そうだ!」と、マスク着用のままコロナ禍も忘れて声を張り上げた。

で、ちょっとしたサプライズだったのが、フォークシンガー小室等さんの登場(高校時代、今は亡き友人の家でよく聴いた、ああ懐かしの「六文銭」…)。『死んだ男の残したものは』(作詞・谷川俊太郎、作曲・武満徹)他、全4曲の熱唱に、国会前はまるで「小室等コンサート会場」と化したかのよう。昔と変わらぬその心震わす歌声に集会の熱気が鎮まり、若干たそがれた雰囲気にはなったが、思いがけず「小室等、健在なり」を確認することができた“老老男女”の嬉しそうな、懐かしそうな顔・顔・顔……私も亡き友を思い出しながら、束の間の感傷に浸った。

そして午後4時過ぎ、再度のシュプレヒコールで締めて集会終了。長時間のスタンディンにより重だるくなった足に“喝”をいれながら地下鉄・永田町駅へ。(その後、神保町の中華料理店で打ち上げ。午後8時過ぎ「じゃあ、また!」とO君夫妻と別れ、帰路に就いた)

さて余談。私がコピーを書いて義兄がデザインした「抗議プレート」だが、見知らぬ男性にスマホで撮られ「SNSにあげていいですか?」と聞かれたり(もちろんOK!)、若い女性に“グー”ポーズで挨拶されたり、素敵な高齢女性から「絶対、残しておいた方がいいわよ」と強く推されるなど思いがけず注目の的。報道のカメラマンにもニヤリと微笑みながらレンズを向けられ、「してやったり!」な気分だった。



2022/09/27

アベノ国葬


反対派が賛成派を上回っているにもかかわらず、今日(27日)午後2時から強行される「故安倍晋三国葬儀」。私はもちろん反対派(「大嫌いな安倍晋三だから」というわけではなく、「誰であろうと国葬は反対」という反対派)

何故か?と言えば、国葬は民主主義と相いれないというか(中大・宮間教授いわく「大日本帝国の遺物」)、そもそも「法の下での平等」という憲法の平等原則に反するものだから、というのが主たる理由。

また「国民に喪に服すように求めない」と、いくら政府が言ったところで、「現状追認」「長いものには巻かれろ」的な精神が根深くはびこる日本社会。職場や学校などで黙祷などを求められる可能性もあり「内心の自由」を侵害する恐れも大いにある。(そもそも「国葬」は反対派も巻き込む国家イベント。「喪に服すことを求めない」なら「内閣葬」もしくは「自民党葬」で十分。わざわざ多額の税金を使って国葬にする必要なし!って話)

というわけで、今日は「国葬反対・国会前集会」に友人共々4人で抗議の意思を示しに行くのだが(参加コンセプトは「頑張ろう!」「楽しもう!」)、そのために用意した抗議プレートは2枚(仕様:段ボール板、デザイン:義兄の鉄ちゃん)。コピーはこんな感じ。

1枚目(表面コピー)

アベノ酷葬、国の恥!

「法治国家」の名が泣くぜ!!

(裏面)

さあ次は、「ど壺内閣」葬ろう!

2枚目(表面)

見ざる・聞かざる・岸田でござる!

(裏面)

ああ、税金がモッタイナイ!!


では、行ってきます。

2022/09/12

雑感色々②(鹿児島の印象)


新型コロナ「第7波」が急拡大する中、自民党政権とカルト教団のズブズブな関係が日々メディアを賑わした8月もあっという間に終わり、早9月半ば。

この間、私は…といえば、“悪夢のような安倍政権”によってもたらされた分断及びこの国の衰退と荒廃を憂いつつ、相も変わらず仕事(写真機メンテ)と読書&韓ドラの日々(最近のオススメは『私たちのブルース』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『模範家族』等。ちなみに映画は月4、5本ペース)。                      東京新聞、週刊文春の購読も欠かさず、頭の中はそれなりに忙しいのだが、読む・観る意欲は衰えないものの“書く意欲”は低下の一途。加えて最近は、証明写真機内パソコンの一斉交換(Windows710へ)という超ハードで厄介な作業に追われ、なかなかブログに気が向かわず、未だ夏休みの宿題をやり残したようなモヤモヤした気分で日々を送っている。(早いもので写真機メンテの仕事も既に4年目。大分慣れてはきたが元々苦手な機械いじり…ストレスを自覚する度合いも増し体力的にかなり厳しくなってきた感じ。そろそろ辞める潮時かも、と思っている)

というわけで、2カ月遅れの「雑感色々②」…

かなり“遠い記憶”になりつつあるが、5月中旬に仲間6人で行った「鹿児島」(レンタカーで知覧・指宿・霧島を巡る23日の旅)の印象を幾つか。

「知覧特攻平和会館」

4年前に訪ねた「広島平和記念資料館」同様、以前から「一度は観ておかないと」と思っていた所(陸軍・神風特攻隊隊員の遺影・遺書、絶筆などを中心に収集・展示されている)。

戦争時の映像を含め、約1時間の見学だったが、「ノーモア・ヒロシマ」を強く感じさせてくれた「広島」とは、同じ「平和」を謳ってはいるが似て非なるもの。(遺族や関係者の反発、右翼団体の妨害等を恐れ?)「なるべく解説をしない展示を心がけた」そうだが、展示されている隊員たちの遺書には上官の検閲が入っていること、特攻が事実上の強制だったことなど、最低限伝えるべきことはあるだろうに……と、その展示姿勢に首を傾げざるを得なかった。

(結果、本音とも言えない自己犠牲の精神だけがクローズアップされ、国家に殉じた崇高な死であったかのような印象を与えることになり、若い世代からはこんなメッセージも送られたという。「自分にはできないことをしたすごい人たち」「国を守ろうという使命感を感じた」)

で、出口へ向かう道すがら、その敷地内に石原慎太郎が2007年に建立した“特攻の母”鳥濱トメさんの慰霊碑を発見。知覧を舞台に自ら製作を手掛けた「俺は、君のためにこそ死にゆく」という映画のつながりらしいが、そこに書かれた言葉(「短い青春を懸命に生き抜き散っていった云々」)もさることながら、一政治家(当時、石原氏は東京都知事)の名前が入った慰霊碑が平然と「平和会館」の中に建っていることへの強烈な違和感。「知覧特攻平和会館」が、「日本からの視点のみが説明されており、より多様な視点から世界的な重要性を説明することが望まれる」として、記憶遺産登録申請を却下したユネスコ及び海外メディアから評価を得られないのも至極当然に思えた。

ちなみに、会館から約1キロ、街の中心部を流れる荒川沿いに「富屋食堂」と書かれた民間の資料館があり(残念ながら、私たちが訪れた時は「休館日」。見学は叶わなかった)、そこには軍に渡した遺書とは別に隊員たちが憲兵や上官の目を盗み、食堂の女将鳥浜トメさんらに託した手紙が保存されているそうだ。

「全体主義の国家は最後には敗れる」「明日は自由主義者が一人この世から去っていきます」……二度と、そんな国にしてはいけない。

●「さつま味」

旅の初日、夕食兼飲み会で利用した指宿市内にある郷土料理店(宿は朝食のみで予約)。店に入った途端、老舗の寿司屋のような立派なカウンター(冷蔵ケースにはずらり海鮮ネタ)と、その奥に居並ぶ年配の板前さんたちの姿に「思いのほかすごい店に来ちゃったかも」と期待値バク上がり。予約の際に頼んでおいた「さつま揚げ(熱々!)」と「きびなご」をつまみ、まずはビールで「お疲れ~!」。その後、黒豚の味噌煮、錦江湾で獲れた新鮮な魚介など、美味しい肴に舌鼓を打ちながら、焼酎、焼酎、また焼酎……途中、追加注文をするたびに、何かと面白いことを口走るウイットに富んだ女性スタッフさん(我々と同世代だろうか?)も話の輪に入り、ゲラゲラ、バクバク、楽しい一夜を過ごした。

というわけで、初めての土地、鹿児島・指宿で出会った店の心地よさ! 頼まれもしないのに、こんなコピーが頭に浮かんだ。「さつまの味は、人間味

※今回の旅で最も印象に残ったのは、この「さつま味」に代表される鹿児島の“味”。1日目の昼食『焼肉の白石 中山店』(コスパ最高!)、2日目の『黒豚の館』(本場の黒豚ロースとんかつ絶品!)。本当に大満足の“うまい旅”だった。

「桜島」

旅行に出る前、行きつけの整体院の若いドクター(鹿児島出身)から“オススメ情報”を仕入れていたが、その際、彼がこんな話をしてくれた。「桜島が煙を上げていると、おー今日も元気に生きてるなあ…と、何故か安心するんですよ。逆におとなしいとマグマを溜め込んでいるんじゃないかと若干不安になりますね」「当然、爆発は怖いですけど、相手は桜島ですから……例え大被害を受けようと“桜島なら仕方ない”と、みんな思ってますよ。鹿児島の人間は」……なるほど。「桜島で暮らす、桜島と共に暮らす」というのは、そういうことなのかも。

長きに渡り恐れられながらも、県人の誇りとして慕われてきた「桜島」。旅の2日目、私たちも遠目ながら微かに噴煙を上げるその“元気な姿”に遭遇。一同「おーっ!」と歓声を上げながら、恐らく最初で最後の出会いとなる世界有数の活火山の姿に、暫し見入った。

●「開聞岳」

「薩摩富士」の異名をとり、「日本百名山」にも数えられている「開聞岳」……南薩摩を車で回る今回の旅で最も“目に入った”のがこの山。とにかく行く先々でその円錐形のなだらかな姿を眺めることができ、当地の人同様、私たちにとっても旅のシンボル的存在になった。(遠目に見ても「けっこう低い山だなあ」と思ったが、やはり1000m以下。「百名山」でも最も低い山とのこと)

その他、蒲生八幡神社境内に聳え立つ巨木、樹齢千年を超える「蒲生の大楠」、霧島の自然の中に、様々なアート作品を配置した野外美術館「霧島アートの森」、鹿児島を代表する観光名所で、桜島を望む広大な庭園「仙厳園 薩摩藩島津家別邸」などが印象に残った。



P.S.

国葬反対デモ…831日の「国会前」にも参加したが、国葬当日の927日「国会前」に友人夫妻&ツレと共に参加予定。自作の抗議プレート(コピーはもちろん自分。デザインは義兄の鉄ちゃんに依頼)を掲げて声を張り上げるつもり。          (デモ終了後は神保町あたりで一杯!かな?)

最後に…面白いものを発見!

https://www.youtube.com/watch?v=N7MlY56Gj3Y

哲学者サッカー「ドイツ VS ギリシャ」

(「マルクスはオフサイドを主張」で、思わず吹いた)

2022/07/13

雑感色々①


安倍元首相死亡

78日。憲法を無視した強引な法改正、自殺者まで出した公文書の隠蔽・改竄、数えきれないほどの虚偽答弁、「桜を見る会」における違法行為等々、民主主義を破壊(無効化)し続けながら悲願である憲法改正を実現せんがために権力の中枢に居座り続けた政治家が、直接的な暴力で民主主義を破壊するテロリズムによって死んだ。何という皮肉だろう……と、若干空虚かつ哀れな気分で事件映像を眺め、続報を待っていたところ、 徐々にいくつかのメディアを通じて「安倍元首相の政治信条に対する恨みでない」「特定の宗教団体に恨みがあり、元首相がこの団体と近しい関係にあると思い狙った」「母親がその団体にのめりこみ、多額の寄付をするなどして家庭崩壊に追い込まれた」という犯行動機らしいものが伝わってきた。

ん?ちょっと待てよ……その供述が本当なら「政治テロ」という類の事件ではなく、単なる私憤による凶行。何ら政治的目的の無い(言わば)「元首相殺人事件」であって、「民主主義への挑戦」などという次元の話にはならないのでは?……と、思ったのだが、その翌日(9日)の東京新聞1面の中見出しも「許さぬ。民主主義の破壊」。(散々「数の暴力」を行使してきた自民党の連中まで「民主主義への挑戦だ」などと、相変わらずのご都合主義!)

凶器が拳銃、しかも選挙応援演説中に起きた出来事だけに、各メディア挙ってそういう論調になるのは仕方ない部分もあるが、それでは事件の本質を見誤ってしまうことになる。まずは冷静に頭を切り替え、今回の事件のきっかけになった(らしい)反共宗教団体・統一教会と安倍元首相及び自民党の関係(票とカネ)を明らかにするのが先決。国民が知らないまま、政治とカルトが深い関わりを持って結びついているとしたら、それこそが「民主主義の危機」なのだから。(と言ったところで、報道の自由度ランキング世界67位。すっかり政権と一体化してしまったメディアに「真相究明」を期待するのは無理でしょうが)

※案の定、政権とメディア(特にテレビ!)にとって大事なのは、真相究明より安倍元首相の美化・神格化。そのためのストーリーに「統一教会との関わり」という事実は邪魔のようで、「(容疑者は)安倍元首相と統一教会の間に深い関わりがあると“勝手に思い込み”」とか「容疑者の妄想に加担してはいけない」とか、挙句の果ては「世界平和というイデオロギーに賛同する政治家はたくさんいる」などと、反共主義およびカルト的な家庭論に支配された宗教団体の「平和運動」を、一般的・普遍的な平和運動と同列に並べ、何の問題もないかのような言説を、エセ評論家や御用ジャーナリストを通して垂れ流しているだけ。で、自民党とメディアによって祭り上げられた“偉大な政治家”安倍晋三に「最高位の勲章授与」って、もう開いた口が……

(この分では「国葬」なんてことも、あるのかね? 戦後は吉田茂と昭和天皇のみ。安倍晋三と昭和天皇が、まさかの同列?ますます悼む気持ちが失せてきた)

 参院選(710日)

選挙日といえば、午後8時から午前0時頃まで、ひたすらテレビにかじりつき“一喜一憂”……が、定番だったのだが、「安倍晋三殺人事件」から「選挙特番」に至るまで、右へ倣えの報道姿勢がうすら寒く(最早、ロシア並みだね、日本のメディアは)、予想通りの「自民圧勝」を確認した後、どの局の「特番」も観ることなく、早々と床に就き『特捜部Q』を読みながらウトウト……翌朝、山本太郎の当選を知った。

というわけで、全体的な結果については言わずもがなだが、こと東京選挙区に限って言えば与野党半々で、ほぼ思い通り。戦力的にも、自民の2人(ビーチバレー・朝日、おニャン子・生稲)は単なる採決要員だが、野党の3人(蓮舫、山添拓、山本太郎)は、いずれも党の主力として論旨明快、舌鋒鋭く戦える人たち。その点ではいい選挙になったと思う。

その他“良かった!”と安堵したのは、福島みずほ、辻元清美、福山哲郎、田村智子、そして沖縄の伊波さん、「れいわ」の天畠さんと水道橋博士の当選。(私自身は「れいわ推し」なので、比例も「れいわ」に投票したが、もう一票の権利があるならば「福島みずほ」に入れたかった)